31歳で発達障害と診断されたサラリーマンのひとりごと

31歳、会社員、男、独身。なんとなく生き方に疑問を感じていたらADHDと診断されました。

カミングアウト未遂

ここ最近は忙しいのが続き、

自分が先延ばしにしていた案件の消化に大わらわです。

ストラテラのおかげか、過食傾向もすっかり鳴りを潜め、

集中力も続くようになり、

気づけば8時過ぎなんてことが多くなりました。

 

リスミーは1週間で効かなくなり、

入眠困難中途覚醒が続いています。

 

きちんと休めていないストレスからか、

けさ、ある衝動が頭をよぎりました。

 

「そうだ、会社の人にカミングアウトしよう」

 

今から思えばそれはもう、典型的な衝動の症状です。

たぶん忙しいのが続き、かつ家族にも会社にも内緒で治療を進め、

自分の症状のこと、将来のこと、仕事のこと、

日々もやもやと考えてたものを全部一気に取っ払いたいと思ってのことだと思います。

 

午前中の外出から帰ってすぐ直属の先輩と上長を捕まえ、

「定時外で申し訳ありませんが時間ください」とお願いし、

会議室まで押さえ、

午後の業務の傍らで「どうやって話そうか」と

ネットのカミングアウト記事をさらいながら模索し始めました。

 

ただ、そんなことはおかまいなしに業務は降りかかって来ます。

「あれやって」「4時から会議です」「4時半から作業します」

「すみませんもうちょっとその作業待ってください」

「ああそれやります」

 

・・・

 

結局、カミングアウトしようとした打ち合わせは業務にかき消されました。

 

いや、自分で業務を使ってかき消したのかもしれません。

 

先輩や上司には

「いいの?急ぎじゃないの?終わってからでもいいけど」

とも言われましたが、

「大丈夫です、すみませんが忘れてください。ちゃんとした時にまたセットします」

と言って、その場を収めました。

 

ちゃんとカミングアウトして理解を求めるべきだったのか。

いやいや、それで会社の人との関係が悪化したら?

ちゃんと準備をして、確定診断をもらってからでいいじゃない。

いや、でも今投薬中だし、だれかに知ってほしい!

 

でも、業務をしてて思いました。

こんなどうしようもない自分でも、確実に今やるべき仕事はある。

ここで手を離したら、逃げたら。

 

きっと明日も同じように怒られ、苦手な資料作成をし、

コテンパンにダメ出しを食らうのだと思います。

 

でも、「まだ」必要とされている。

 

カミングアウトは、落ち着いてからにしよう。

佳境な年度末に差し掛かるこのタイミングでいうのも自分勝手すぎる。

まだ確定診断も出てないし、カミングアウトするにも準備が足りなすぎる。

なにより、持たせてもらっている仕事がある。

 

明日も怒られてこよう。(嫌だけどさ)

 

歯磨きをしながらそう思いました。

リスミー飲んで寝ます。