31歳で発達障害と診断されたサラリーマンのひとりごと

31歳、会社員、男、独身。なんとなく生き方に疑問を感じていたらADHDと診断されました。

両親に発達障害カミングアウト

前回の記事(発達障害専門外来へ - 31歳で発達障害かもしれないと言われました。)で、ASD+ADD疑いとなりましたので、

ブログ名は改題しました。

 

さて先日、流れから突然、両親にカミングアウトする運びになりました。

☆すみません、ここから長文です

 

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平日の仕事疲れが響き、ずっとソファーに横になってると母から電話が来まして。

話をちゃんと聞けないからか、きちんと聞かず、

むしろ攻撃的になって返してしまいました。

(今考えるとこれストラテラの影響だったのか…?)

 

電話を切って考えました。

わけもわからずイラつかれたら

向こうだってわけわかんないよな…

一緒に暮らしてないでそれは逆に不安だよな…

 

そして思いました。

 

わけもわからず不安にさせるなら、

隠すのはやめよう、

正直に言って理解を求めよう、と。

 

今の世の中は便利なので、

FaceTimeを使って両親と顔を合わせました。

 

そして、

言葉を選びながら、

ゆっくりと今の状況を話しました。

 

今自分は、ASDADHDを持っている可能性があること。

実はすごく社会人として生きづらいこと。

2人が思ってるよりずっと仕事はできないこと。

でも仕事は行ってるし、辞める気はないこと。

実はもう薬も飲み始めてるし、いずれ細かい検査が入ること。

2人に言うと、家庭が壊れそうだと思い言うのをためらったこと。

先天性なので、2人の教育方針のせいではないこと。

だから、このことで2人がいがみ合ったりはしてほしくないこと。

 

両親は何にも言わず、ただ聞いているだけでした。

でも、取り乱している様子はありませんでした。

 

一通り言い切った後、母が口を開きました。

 

「そっかぁ…実はね…」

 

ん?

思ってた反応と違うぞ?

 

「あんた小さい頃、自閉症の症状があったのよ」

 

んお?

 

聞いたこともない話に、戸惑いました。

 

未熟児で生まれたことは知っていましたが、

実は言語の発達が人より遅く、周りが話し出しても自分はしゃべらず、

保健所の人が心配していたようです。

母は心配していましたが、祖母に相談したところ

「人様の子供をそんな風に言うなんて許せない!気にするんでない!」

と一蹴したそうです。笑

 

自分は幼少期から自閉症の症状があった。

 

戸惑いながらも点と点がつながっていく感覚を味わっていました。

そっか…初めからそんな感じではあったんだ…

 

父は、否定する事も声を荒げる事もなく、

黙って話を聞いていました。

母の話にもうなづいていました。

 

母からの逆カミングアウトにポカーン状態だった自分に、母がこう言いました。

 

「お父さんが血圧の薬飲んでるみたいに、

お母さんがアレルギーの薬飲んでるみたいに、

あんたにも持病みたいなのが一つあるみたいなものでしょ?」

 

まぁ、確かにそうだ。

そこまで端的に考えてなかった。

 

その後、あっさりと自分の悩みを受け入れてくれた安心感からか、

久しぶりに家族の前で大泣きしました。

ほんと声出して泣いた。

 

お互い言ってくれてありがとう、聞いてくれてありがとうと言いながらカミングアウトの場はお開きとなった次第でございました。

 

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結果的に幼少からあったということだけなので

ここまで家族にスムーズに受け入れられるというのも珍しいのかもしれませんが、

良ければカミングアウトの時の参考にしていただけたら幸いです。

 

長々と読んでくださりありがとうございました。

次の土曜は診察、そしてその次の金曜はいよいよWAIS!

まだまだ自分探しの旅は始まったばかりです。